世界初・世界唯一のオールP.P.C. 偏芯コーン方式によって、21世紀のハイエンド・カーオーディオシーンをリードし続けてきたBEWITH スピーカーのフラッグシップ=Confidence(コンフィデンス)。Confidence Ⅲシリーズは、2002年発売の初代Confidence 以来の開発テーマである超高忠実再生——すなわち全帯域での音色統一、指向性制御、フラット&スムーズな周波数特性をより高度に完成させるとともに、ハイレゾ音源やインターネット経由でのストリーミング再生など新たなデジタル音楽ソースへの対応力をも強化した第三世代モデルとして誕生しました。ここに紹介するConfidence ⅢF(ファイナル)はそのConfidence Ⅲをベースに、たとえば平角線ボイスコイルの形状改良や着磁システムなど磁気回路の強化、あるいはマイカ配合ポリマー振動板の素材改良といったブラッシュアップを重ねて、定評ある音のレスポンスと駆動力/制動力を極めたファイナルモデルです。そのラインアップは再生周波数帯域390Hz〜28 kHz*、推奨クロスオーバー周波数800Hzを実現した独創のワイドレンジトゥイーターC-50ⅢF、同じく40Hz〜11kHz**の広帯域特性と圧倒的な低歪率を誇るミッドウーファーC-130ⅢF、そしてサブウーファーC-180Ⅲ***の3モデル。不断の進化を重ねてきたConfidenceシリーズの技術的・音質的集大成をいまこそ手にしてください。
* 付属エンクロージュア使用による実測値
** 当社規定の位相反転箱使用による実測値
*** C-180ⅢはF(ファイナル)モデルではなく通常のConfidence Ⅲシリーズです。
再生周波数帯域 | 390Hz ~ 28kHz※ |
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推奨アンプ出力 | 15 ~ 50W |
インピ-ダンス | 4Ω |
出力音圧レベル | 92dB/wm |
マグネット質量 | 38g |
マグネット | Neodymium |
質量(1個) | 0.16kg |
※ 付属エンクロージャー使用実測値
5cmワイドレンジトゥイーター
C-50III F
標準価格 ¥286,000(税込/ペア)
※写真、図面は原寸サイズではありません。
再生周波数帯域 | 40Hz ~ 11kHz※ |
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推奨アンプ出力 | 15 ~ 120W |
インピ-ダンス | 4Ω |
出力音圧レベル | 92dB/wm |
マグネット質量 | 108g |
マグネット | Neodymium |
質量(1個) | 0.85kg |
※ 位相反転箱使用実測値
13cmミッドウーファー
C-130III F
標準価格 ¥286,000(税込/ペア)
※写真、図面は原寸サイズではありません。
再生周波数帯域 | 20Hz ~ 9kHz※ |
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推奨アンプ出力 | 50 ~ 200W |
インピ-ダンス | 4Ω |
出力音圧レベル | 92dB/wm |
マグネット質量 | 377g |
マグネット | Neodymium |
質量(1個) | 2.50kg |
※ 位相反転箱使用実測値
18cmサブウーファー
C-180III
標準価格 ¥330,000(税込/1個)
Confidence Ⅲ(F)シリーズの全スピーカーユニットには、BEWITH独自のP.P.C. (Polar Pattern Control)スピーカー技術が投入されています。P.P.C. スピーカー技術とは、トゥイーター、ミッドウーファー、サブウーファーのすべてに偏芯コーン方式を採用し、さらに全ユニットを同一構造、同一素材、同一磁気回路による共通設計とすることでカースピーカーに求められる帯域間の音色統一、車室内環境に応じた指向性制御、フラット&スムーズな周波数特性を理想的に実現するものです。超低音から超高音まで清らかに突き抜ける鮮烈なサウンドと、音楽の姿形を手に取れるほどの生々しいプレゼンス。2002 年発売の初代Confidence から一貫して磨き上げてきた比類のない独自技術が、BEWITH の超高忠実再生を支えています。
振動板の駆動点を中心軸からオフセットさせた偏芯コーン方式の利点をユニットの音づくりに活かし、振動板の分割振動(高域共振)を効果的に分散。一般的な丸形ダイナミック型スピーカーでは避けられなかった特性上のピーク/ディップ(山/谷)が少ない、フラット&スムーズな周波数特性を実現しました。これにより各ユニットの実質的な再生周波数範囲(フラットレスポンス領域)が拡大され、色付けのない高純度な音質が再生周波数帯域のほぼ全域にわたって得られることから、クロスオーバー設定の自由度も飛躍的に高まっています。
取り付け角度をリスナーに正対させることが難しく、音を乱反射させるウィンドウガラスなどの影響も受けやすいカースピーカーにおいては、その指向特性をいかにコントロールできるかが音場感や定位感を大きく左右します。すべてのユニットにおいて偏芯コーンの特性を利用した指向性制御が可能なP.P.C.スピーカー技術は、デジタル調整に過度に頼る必要のない、素性の良い音場感・定位感を実現。ユニットを取り付け位置で回転させて指向特性を微調整できる点も偏芯コーン方式の特徴です。
5cmトゥイーター、13cmミッドウーファー、18cmサブウーファーの全ユニットに同一構造、同一素材、同一の磁気回路方式を採用し、マルチウェイシステムの宿願であった帯域間における音色の本質的統一を達成しました。特に、極めて高い精度が要求される偏芯コーン方式をわずか5cm口径に凝縮したトゥイーターは、まさに前人未踏と呼ぶべき設計・生産技術の結晶。世界に冠たる日本のオーディオテクノロジーが、BEWITHだけのオール偏芯コーンシステムを生み出しています。
色付けのない高純度な音質が再生周波数帯域のほぼ全域にわたって得られるオール偏芯コーン方式により、トゥイーター~ミッドウーファー間の推奨クロスオーバーポイントを800Hzと、一般的な2ウェイシステム(通常3~5kHz前後)と比較して異例に低く設定していることもP.P.C.スピーカー技術の大きな特徴です。位相の乱れや周波数特性のうねりが発生しやすいクロスオーバーポイントを、聴覚が最も敏感とされる1~5kHz付近の中高音域より低く設定し、その800Hzから高域端までをひとつのユニットでシームレスに再生することで、誇張感のない自然な音色とリアルな音場をお楽しみいただけます。